ボールを地面に付けずに蹴り続けることをリフティングと言います。足の甲や太もも、頭、腰など体のどの部分でもリフティングをすることができます。このリフティングをすることによって、ボールコントロールの技術が上達します。ボールタッチが軟らかくなり、どれぐらいの強さで蹴れば、どれぐらいボールが飛ぶのかも何となく分かってきます。他にも、ボディバランスが上がりますし、集中力もアップします。
こんな良いことばかりのリフティングですが、フットサル用のボールでは少し難しいかもしれません。フットサル用のボールはホントに跳ねませんからね(^^;
なぜ跳ねないことがダメかというと、最初は1バウンド、2バウンドさせながら練習したほうが簡単だからです。いきなり地面に付けずにリフティングを続けてくださいと言っても、たぶん無理ですからね。バウンドさせながら、徐々に感覚を覚えていったほうが上達が早くなります。どのように蹴ったら真上に上がるのか、回転が掛からないのか、ということが分かってきます。
リフティングの上手な方は、その場からほとんど動かずにリフティングをすることができます。下手な方は、自分の思うようにボールをコントロール出来ないので、あちこち動き回りながらリフティングをする羽目になります。だから、真上に蹴り上げれることと、回転を掛けずに蹴れることはとても重要になってくるんですね。フットサル用のボールで練習するのは少し難しいかもしれませんが、1度トライしてみてください。もし財布に余裕があるようなら、サッカーボールの購入も考えてみてくださいね。大きさは4号球で良いと思います。
リフティングの練習の仕方
- 胸の高さにボールを持ちます。
そのまま下に落として1バウンドさせます。それを胸の高さに蹴り上げキャッチします。これの繰り返しです。両足でできるように練習してください。上達してくると、ほとんどその場所から動かずに続けることができます。 - 慣れてきたら、1バウンドさせずにボールを蹴り上げてみましょう。
胸の高さからボールを落として、そのままボールを蹴り、胸の高さで キャッチします。1バウンドさせないだけで、難しさがグッと上がります。 - さらに慣れてきたら、連続して蹴ってみましょう。左右の足で交互にできると、もっと良いですね。練習するうちに続けられる回数が増えてくると思います。
焦らずに、じっくりと練習しましょう。そんなに簡単にできるものではないと考えておくと、気が楽になると思います。実際、サッカー少年たちは、何日も努力してできるようになっています。地道にいきましょう。